ネット接続型家電の企画・開発を手掛ける株式会社Cerevoは、スマート・スポーツ用品のブランド「XON(エクスオン)」の新製品として、スポーツアクションカメラ「REC-1(レック ワン)」を開発しました。
credit: 株式会社Cerevo
REC-1(レック ワン)
こちらのアクションカメラは、通常のアクションカメラとしての使用のほか、XONの開発したバインディング「SNOW-1」と組み合わせることで、撮影した動画に「SNOW-1」からのデータをオーバーレイして表示することができます。
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利用ムービーが公開されているので、そちらを観ていただくとイメージがつかみやすいと思います。
画面端に出ていたのが、「SNOW-1」からのデータです。「SNOW-1」では、荷重センサーを片足ずつ4カ所、合計8カ所に搭載し、装着したスノーボーダーの荷重の掛け具合や重心位置を計測できるほか、前後2カ所の曲げセンサーでスノーボードの部位別しなりを検知、さらには加速度センサー・ジャイロセンサーによってスノーボードがどんな角度・角速度になっているかを検出することできるので、上記動画にあるようなデータを表示することができます。
今回発表された「REC-1」を利用すれば、自分視点の動画と「SNOW-1」からの測定データを重ねて表示することができるため、上記のような動画が実現しています。
REC-1の特徴
REC-1は、無線LAN機能を備えたフルHD/60fps対応のアクションスポーツカメラです。これまでのスノーボードでは感覚でしか捉えられなかった荷重のかけ方や重心といった情報を、自分視点の映像にオーバーレイして確認することができます。ウィンタースポーツでの利用シーンを想定して、IPX4準拠の防水性能も備えています。
BONE-1
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同時に発表されたBluetooth接続の骨伝導型ワイヤレスヘッドセット「BONE-1」を使用すれば滑りながら、「SNOW-1」からのデータのフィードバックをリアルタイムに音で感知することができます。体重のかけ方がおかしかったりするとアラートを出したりもできるようです。
ここまでくるとスノーボードが完全に未来のスポーツになったようです。
REC-1の国内価格はまだ未定ですが、299ドル前後が予定されています。ちなみに、「SNOW-1」は500ドル前後、「BONE-1」は169ドル前後で販売される予定です。
詳細については、株式会社Cerevoのリリースをご覧下さい。