今年開業50周年を迎えるウィスラーの50周年を記念して作られたムービー「50 Years of Going Beyond」が公開されました。
ウィスラーの開業から現在までを追ったドキュメンタリーとなっています。1965年にオリンピックができるようなリゾートを目指して作られたのがウィスラーでした。1970年代に入り空前のスキーブームで人でごった返すのは、日本でも見られた光景ですね。ヒッピーも多くやってきて思い思いのスタイルでウィスラーを楽しみます。何故か裸の人が多いですけど・・・1980年代に入ると悪夢のような雪不足と不景気で危機を迎えますが、その時間を利用してさらにリゾート施設の開発をすすめることでウィスラーは息を吹き返します。
フリースタイルスキーの文化もウィスラーとともに作られていきます。モヒカンでお馴染みのGlen Plakeには思わず懐かしい!今でこそ、ウィスラー・ブラッコムという名前ですが、もともと2つのスキー場は別物です。インタビューに登場するスキーヤーやスノーボーダーでそれぞれウィスラー派とブラッコム派に分かれているのが面白いです。ちなみにサロモンフリースキーTVでお馴染みのマイク・ダグラスはブラッコム派だったようです。
そんな切磋琢磨しながらカナダのスキー場を引っ張ってきたウィスラーとブラッコムが合体して、ウィスラー・ブラッコムという北米最大のリゾートが誕生します。その頃、冬季オリンピック会場として立候補していたバンクーバーが2010年の開催地に決定します。ウィスラー開業時からの悲願だったオリンピックの開催がようやくかないます。
そして、ウィスラーとブラッコムの頂上をゴンドラで結ぶという壮大な計画が持ち上がり、なんと実現してしまいます。2つの頂上をどうやって結ぶのかみな不思議だったようですが、ピーク・トゥー・ピーク・ゴンドラは完成します。ただ、あの高さは恐怖ですね。
冬季オリンピックも無事終わり、北米最大のウィンターリゾートは今オールシーズンリゾートとして、発展し続けています。夏には、MTBの世界的な大会も開催され多くの観光客が訪れるようになっています。発展し続けるウィスラー・ブラッコムからこれからも目が離せませんね。